2ntブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
こんにちは。

五感マーケティングはもう古いの第三弾です。数人ファンがいるようで、とてもうれしいです^^

藤村先生が「都市の無臭化」についてお書きになっておられましたので、余計な補足しておきましょう。

実は、嗅覚系の中でも、嗅細胞の受容体が匂い分子を捉えて反応するという部分は、神経系よりもさらに古く、単細胞生物ですら持っている最も古い情報系です。嗅覚系は脳の中でも最も古い部分で、「脳は嗅脳から始まった」と言っても良いでしょう。

他の視覚や聴覚信号などが、視床や大脳皮質を経て大脳辺縁系へ到達するのに対して、嗅覚は嗅神経からダイレクトに大脳辺縁系へ入るもので、嗅覚が人間の五感のなかで最も原始的であり、本能的な感覚だと言われています。

ようするに生物が世界を認識する上で、物理的な条件反射の触覚よりも、「散在する化学物質を捕らえる」嗅覚の方が、自己の生命維持にとって有益なものであったのでしょう。

1980年代以降、分子生物学的な手法の導入により嗅覚受容体の正体が明らかとなっていき2004年のノーベル生理学・医学賞はリチャード・アクセル(Richard Axel) とリンダ・バック(Linda Buck)の嗅覚受容体の研究に対して与えらていますが、臭いの種類の認識は活性化された受容体の種類のパターンを脳が識別し、記憶と照合することでなされているという研究です。

特定の臭いへの感覚は個々人によって異なるが、この差は場合によっては遺伝子配列にまでさかのぼることもわかっており、嗅覚に対する反応は、ある程度「生まれつき」ともいえます。

嗅覚は視覚や聴覚に比べると、記憶を呼び起こす作用が強いとデブラ ゼルナー(Debra A zellner) らによって報告されています。また、イメージや色など記憶と調和する香りを知覚することによってその香りは強く作用することもしられています。

これは何を表わすのか?

空気中に漂う化学物質を鼻の受容体がとらえると、脳は夢を見るということです。

世界には空気中に漂う元素があるだけで、それそのものには何のにおいもありません。特定の化学物質が脳に伝達された時点で、人は記憶、あるいは遺伝子的な情報から、それを「良い香り」「甘い香り」「嫌な臭い」「臭い」「吐き気がする」「アメーバマスターズというように記憶を再構築しているのです。

先生の言うように「人間の文明化とはにおいを追い出す歴史であった」というのは一面正しい言葉ですが、同じく鼻の役割である人のフェロモン受容体が爬虫類に比べて著しく退化したことを考えるとき、文明とは遺伝的形質に左右される「種」「群」の生き方から、独立した個体という新しい脳が生み出す「個」「自我」へのシフトの歴史であるともいえるでしょう。

遺伝子とは善悪を超越した「悪魔」であり、そこには良心とか博愛はありません。情報起業家みたいなものです。「種」が複製され、生き伸びることのみが目的の利己的なものです。

対して脳、無意識な体の制御機関としての古い脳の上に形成された新しい脳は、「意識」という幻想によって「種」よりも「個」を優先させるに至ったのです。生存のための制御機関であった古い脳にはできないこと。遺伝子の命令に逆らい他人のために自らの命を絶つという行為すら行うことができるようになった人間にとって、

宗教の存在意味の一つである天使と悪魔の葛藤は、ごく自然な現象であると思うのです。



熱射病は深刻だと思う方は、


無料メルマガ「プアーブロガー養成講座■ブログの真相」

絶賛登録中です^^


友愛ジャコバン党 の方は、押してください。

よろしく^^

にほんブログ村 本ブログ 電子書籍へ
にほんブログ村

ウェブログ ブログランキングへ

関連記事
テーマ:日記
ジャンル:アダルト
コメント:
この記事へのコメント:
コメント:を投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック:
この記事のトラックバック URL
この記事へのトラックバック:
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...