2011-12-11 (日)
さて、このようにして
情報起業という古くて新しいサービスが始まる土俵が出来てきたわけですが、この
１、古くから紙媒体等であった、胡散臭い「必勝法商法」
２、アフィリエイトという商売の勃発
３、個人ブログの発生
４、クレジットを切られた悪徳商法の転身
という要因の中で最も大きなものは、「決済」にかかわる部分でした。
おりしも悪徳商法に対して世間の目がクレジット関連会社に対する批判、共同責任に言及され始めた時代でもあり、物が無い役務サービスや誇大表示の情報販売に対し、大手クレジット会社が取りあつかわなくなってきていました。
また、PAYPALのようなものも無く、「個人」が現金以外で商品を「決済」することが難かしい時代だったわけです。
この中で一部の目端の利く人間たちが始めたのが「決済つきモール」という情報販売スタンドです。
アフィリエイトは、日本では、Value Commerce（バリューコマース）が1999年にアフィリエイトプログラムの提供を始めたのが最初ですが、２０００年にスタートしたＡ８は２００３年に５万会員に至るという爆発的な伸びを見せていたのです。
この決済とアフィリエイトを組み合わせ、世間では課金困難な、個人の商品や、あやしげなノウハウ、クレジットを締め出された悪徳商材なども無審査で取りあつかうという仕組みは、海外クレジットカードと直接契約したクレジットカード収納代行企業と契約することで、国内の批判やハードルをクリアするものでした。
今年４月に経営統合して、株式会社AXES Holdingsになった株式会社ゼロ並びに株式会社ゼウス、テレコムクレジットなどが、ダイヤルＱ２の残党たちの多くの出会い系サイトや、ギャンブル・カジノ系の決済、そして情報販売モールの生命線として売上を伸ばしていきました。
現在では、消費者保護や返金問題で、多くの諸費者金融同様、過渡期にあり、ＳＢＩファイナンスグループの傘下企業として生き残りをかけているようにも見えます。
ここに雨後のタケノコのようにインフォ●●●という情報販売モールが立ち上がりますが、このモールが出来たことによって、新規の情報起業家が大量に誕生することになります。
ここでモールの立ち上げに参加したような古手の情報起業家は、その本質を大きく変化させていきます。
すなわち、
ノウハウを実行して儲けるという情報テキストの販売から、ノウハウというフィクションを後続者に販売して儲ける。
儲けている自分こそがその証明であるというスキームです。
また、現役販売者としての立場から、先生・コーチ・アドバイザー・作家としての転身です。
目端の利く人は、すでにこの段階である程度、過当競争の中で儲け続ける事に見切りをつけていたのです。
多くの一時世代は、農耕民的な努力タイプ では無く、狩猟民的な一獲千金タイプであったのでしょう。
そして、2004年9月15日 アメブロのサービスが開始されます。当初から競争心を煽り、賞金付きのランキングを売り にし、商用ブログにも寛大な、「渋谷系」 のブログの登場です。
（つづく、かな？）
カンパによる検証企画テスター の動きは、こちらの「羅針盤」をごらんください。モニターも随時募集しています。
また、取り上げて欲しい商材リクエストは、こちらへどうぞ。
これ、面白い？と思う人は
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この中で一部の目端の利く人間たちが始めたのが「決済つきモール」という情報販売スタンドです。
アフィリエイトは、日本では、Value Commerce（バリューコマース）が1999年にアフィリエイトプログラムの提供を始めたのが最初ですが、２０００年にスタートしたＡ８は２００３年に５万会員に至るという爆発的な伸びを見せていたのです。
この決済とアフィリエイトを組み合わせ、世間では課金困難な、個人の商品や、あやしげなノウハウ、クレジットを締め出された悪徳商材なども無審査で取りあつかうという仕組みは、海外クレジットカードと直接契約したクレジットカード収納代行企業と契約することで、国内の批判やハードルをクリアするものでした。
今年４月に経営統合して、株式会社AXES Holdingsになった株式会社ゼロ並びに株式会社ゼウス、テレコムクレジットなどが、ダイヤルＱ２の残党たちの多くの出会い系サイトや、ギャンブル・カジノ系の決済、そして情報販売モールの生命線として売上を伸ばしていきました。
現在では、消費者保護や返金問題で、多くの諸費者金融同様、過渡期にあり、ＳＢＩファイナンスグループの傘下企業として生き残りをかけているようにも見えます。
ここに雨後のタケノコのようにインフォ●●●という情報販売モールが立ち上がりますが、このモールが出来たことによって、新規の情報起業家が大量に誕生することになります。
ここでモールの立ち上げに参加したような古手の情報起業家は、その本質を大きく変化させていきます。
すなわち、
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儲けている自分こそがその証明であるというスキームです。
また、現役販売者としての立場から、先生・コーチ・アドバイザー・作家としての転身です。
目端の利く人は、すでにこの段階である程度、過当競争の中で儲け続ける事に見切りをつけていたのです。
多くの一時世代は、農耕民的な努力タイプ では無く、狩猟民的な一獲千金タイプであったのでしょう。
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2011-12-04 (日)
みなさん！
携帯電話の普及がデジタル腕時計という商品を駆逐しましたが、古くからある機械式腕時計は、一種の宝飾品として生き残りました。
２１世紀とともに隆盛を極めた情報起業とブログという組み合わせの商売も、もはやお手軽再生産のデジタル時計の運命をたどっていることは、各種指標 を見ても明らかですが、真実有益な手法というのは磨き込まれ、機械式腕時計のごとく生き残れるのではないか。とも考えています。
そこで第二章では初心に返って、ブログ・ビジネスと情報起業についての考察と分析をしていきたいと思います。
そもそも、事の起こりはシンガポールのジョー・クマーという高校生が情報販売で45日間で1800万円売り上げたというニュースから始まります。
彼は普通の高校生で、ノウハウも売れるような情報を持ち合わせていたわけではありませんでした。
彼は世界中の成功者に「あなたは突然、全財産と地位を失いました。残されたのは自分のマーケティングノウハウと30日間電話とインターネットを使うことができるだけ。これからの30日間であなたは何をしますか。」といった内容の手紙を送りました。
無邪気な高校生であった事が幸いしてか、60名がこれに返じしてくれ、これをまとめ「30日で成功するインターネットマーケティング」というタイトルの電子ブックを1冊97ドルでインターネット上で販売したのです。
ジョー・クマー君の天才は、自分だけで売るのではなく、他の人にも売ってもらったという事です。２００３年の秋にはこのEブックの再販売権をアフィリエイターに売り、１億円以上も稼ぎ出したのでした。
ここに目を付けたのが、当時の業界では、下賤なものと白眼視され、渋谷系なんとかバレーの貴族たちのように立派な金主が付くこともなかった「パチンコ・パチスロ系」「競馬ギャンブル系」のノウハウ販売業の人たち。
あるいは非ネット系の胡散臭い「頭で儲ける時代」等で投資やノウハウをあつかって来たなんちゃって金融系の人たちだったわけです。
おりしも、２００３年１２月２日、ニフティがレンタルサービス「ココログ」を開始。パソコン通信時代以来の「フォーラム」で鍛えられた猛者を擁するニフティがウェブログ界に参入したことで、一気にブログが研究者のものから、一般への扉を開いた時期にあたります。
ここに「決済」という概念に注目してきた一群と、国民生活センターなどで問題になって高額商品を取り扱いにくくなってきていた訪問販売や電話セールス、携帯電話の不法販売で財をなした「ヒカリもの」系の残党たちもなだれ込み、ダイヤモンド系・総合法令系・にじゅういち系のビジネス書籍および電話セールスのノウハウと出版というごろつきたちが脇をかためることで、一気に物事は加速していく事になります。
（また告訴されなければ続く）
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第一世代しか生き残っていないな、と思う人は
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そこで第二章では初心に返って、ブログ・ビジネスと情報起業についての考察と分析をしていきたいと思います。
そもそも、事の起こりはシンガポールのジョー・クマーという高校生が情報販売で45日間で1800万円売り上げたというニュースから始まります。
彼は普通の高校生で、ノウハウも売れるような情報を持ち合わせていたわけではありませんでした。
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無邪気な高校生であった事が幸いしてか、60名がこれに返じしてくれ、これをまとめ「30日で成功するインターネットマーケティング」というタイトルの電子ブックを1冊97ドルでインターネット上で販売したのです。
ジョー・クマー君の天才は、自分だけで売るのではなく、他の人にも売ってもらったという事です。２００３年の秋にはこのEブックの再販売権をアフィリエイターに売り、１億円以上も稼ぎ出したのでした。
ここに目を付けたのが、当時の業界では、下賤なものと白眼視され、渋谷系なんとかバレーの貴族たちのように立派な金主が付くこともなかった「パチンコ・パチスロ系」「競馬ギャンブル系」のノウハウ販売業の人たち。
あるいは非ネット系の胡散臭い「頭で儲ける時代」等で投資やノウハウをあつかって来たなんちゃって金融系の人たちだったわけです。
おりしも、２００３年１２月２日、ニフティがレンタルサービス「ココログ」を開始。パソコン通信時代以来の「フォーラム」で鍛えられた猛者を擁するニフティがウェブログ界に参入したことで、一気にブログが研究者のものから、一般への扉を開いた時期にあたります。
ここに「決済」という概念に注目してきた一群と、国民生活センターなどで問題になって高額商品を取り扱いにくくなってきていた訪問販売や電話セールス、携帯電話の不法販売で財をなした「ヒカリもの」系の残党たちもなだれ込み、ダイヤモンド系・総合法令系・にじゅういち系のビジネス書籍および電話セールスのノウハウと出版というごろつきたちが脇をかためることで、一気に物事は加速していく事になります。
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2011-11-20 (日)
こんにちは。
東京電力に８６００億円の公金が支給されるようです。経済産業大臣の力は凄いものがあるようで、国会審議の必要もなく決定できるもののようですね。
現職の大臣は、震災時のヒーローにして東電との橋渡し役であった枝野氏。はたして「偶然」か「必然」か。
また、日本経済を持ち上げる案として最終兵器のような「カジノ法」も成立し１５年にはプロジェクトもスタートしようかという矢先、ここに水を差すかのような、王製紙の御曹司が会社から100億円を借りてカジノにつぎ込んだとされる事件が突然表に現れることは「偶然」か「必然」か。
はたして「パワーブロガー」 になって夢をかなえられるのか。そもそもパワーブロガーとは何ぞや？アクセスが多いもの？読者数が多いもの？ばんばん情報商材を売り散らかすもの？グループを作り自らのセミナーの客寄せ媒体として利用するもの？
よく考えなければ、私たちは誰か絵を書いている人たちの都合のよい羊になってしまうでしょう。
歴史は書きとめられるものでは無く、作られるものです。
天野信康「塩尻百巻資料」は江戸時代に書かれたものですが、そこには「徳政」とは、お上が得をする無茶苦茶なもの、と今の歴史とは全然逆の解釈になっているようです。
ドラマでは百姓一揆が「徳政一揆」として代官屋敷におしかけたりしますが、これは戦後の民主主義的な解釈をアカイ歴史屋さんが行った為の誤りであるようです。
書によれば、
「足利時代より荘園地頭の武士どもが、その領地の年貢を３年分４年分と先取りし、もはやそれ以上取るのが無理ととなるや、既納の年貢を一切帳消しとしてしまい、有無を言わさず改めて新規に納めさせた」
と「徳政」が今で言うモラトリアムで、お上にとって「徳」となる政治であった事が書かれています。
まあ考えてみれば、百姓や職人たちは、借金したいにも貸してくれる所などあろうはずがありません。
ですから農民が一揆をする時に「徳政反対」を叫ぶのは当然です。
歴史や物事というのは、当たり前に「誰か」が既成事実のように語っている事をうのみにせず、自分でよく考え、常識で判断する事が大切ですね。
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東京電力に８６００億円の公金が支給されるようです。経済産業大臣の力は凄いものがあるようで、国会審議の必要もなく決定できるもののようですね。
現職の大臣は、震災時のヒーローにして東電との橋渡し役であった枝野氏。はたして「偶然」か「必然」か。
また、日本経済を持ち上げる案として最終兵器のような「カジノ法」も成立し１５年にはプロジェクトもスタートしようかという矢先、ここに水を差すかのような、王製紙の御曹司が会社から100億円を借りてカジノにつぎ込んだとされる事件が突然表に現れることは「偶然」か「必然」か。
はたして「パワーブロガー」 になって夢をかなえられるのか。そもそもパワーブロガーとは何ぞや？アクセスが多いもの？読者数が多いもの？ばんばん情報商材を売り散らかすもの？グループを作り自らのセミナーの客寄せ媒体として利用するもの？
よく考えなければ、私たちは誰か絵を書いている人たちの都合のよい羊になってしまうでしょう。
歴史は書きとめられるものでは無く、作られるものです。
天野信康「塩尻百巻資料」は江戸時代に書かれたものですが、そこには「徳政」とは、お上が得をする無茶苦茶なもの、と今の歴史とは全然逆の解釈になっているようです。
ドラマでは百姓一揆が「徳政一揆」として代官屋敷におしかけたりしますが、これは戦後の民主主義的な解釈をアカイ歴史屋さんが行った為の誤りであるようです。
書によれば、
「足利時代より荘園地頭の武士どもが、その領地の年貢を３年分４年分と先取りし、もはやそれ以上取るのが無理ととなるや、既納の年貢を一切帳消しとしてしまい、有無を言わさず改めて新規に納めさせた」
と「徳政」が今で言うモラトリアムで、お上にとって「徳」となる政治であった事が書かれています。
まあ考えてみれば、百姓や職人たちは、借金したいにも貸してくれる所などあろうはずがありません。
ですから農民が一揆をする時に「徳政反対」を叫ぶのは当然です。
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2011-11-13 (日)
NHKのテレビドラマでは、登場人物が行う日常行為に伴う「音」、たとえば茶碗を机に置く音や、お茶を飲む音を再生するのに、音響スタジオの中に茶碗やお茶を持ち込み、ＶＴＲのモニターを見ながら登場人物のする行為をなぞって効果音を作っていくといいます。
最近、何だか格調高い文章ですね。はは。
ようするに「行為の生の音」を録音してしまうと、異様に生生しかったり、肝心の音がよく聞こえなかったりしてドラマにならない。
それで登場人物の行為を真似しながら効果的に音入れする音響効果マンが必要になってくると言います。
さらに、お茶を注ぐシーンがあるとすると、この効果音を作るのに、お湯でやるのと水でやるのでは、あきらかに違いが出てしまって、お茶を水で代用することはできない訳です。
お茶の方が音にまろみがあり、水になると音が硬くなるらしいです。
勿論、機械録音では、耳で聞くよりもはるかに、音そのもののディティルを録音してしまう事も多いと言います。
この話は、私たちがいかに日常の音をきいていないかという事を考えさせてくれます。
視覚のフィルターよりも、はるかに聴覚のフィルターの方が強力で、まあ、その場にある「音」をすべて拾ってしまうと、人間は精神に異常をきたすのであろうと思いますが、
私たちは、「見えるように」世界を見ているのでは無く、「見たいように」世界を見ているのであり、「聞こえるように」世界を聞いているのではなく、「聞きたいように」世界を聞いているという脳と感覚器の働きに思いを馳せる時、認識の中にすでに存在する「思い込み」こそが世界を作っているという事の証明の一つになるものだと思います。
すなわち「思い込み」こそが世界の実態であるとすれば、これをかたち作り、刷り込みをしているものこそが「物語」なわけで、「商品」とは、いくら客観的なデータを羅列したところで、そのスペックは無意味に過ぎず、販売において人々の情動を揺さぶるものは、「物語」でしか無いという事ではないかと思います。
これはおそらく商品が高価なればなるほど、そのスペックと人間の情動をつきうごかす「価値」の間には大きな隔離が発生するもので、「物語」の共有を欲するために対価を支払う顧客は、本田総一郎の夢とアイルトン・セナの物語。
エンツォの意思とシューマッハによる復活の物語に対して、自らを歴史の一部にするために、あるいは、自らの生が何らかの意味を持つものと満足するために、お金を支払うものなのだと思うのです。
なぜ、そのお店でその商品を購入しなければならないのか。
パワーブログや特権的なセレブ組合の力の源泉は、その宣伝力、より多くの人に情報をリーチさせうる力であると思いますが、もはや商品スペックを大げさに伝えたところで、実益に繋がるという状況では無いでしょう。
理由が問われる時代になったのです。
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それで登場人物の行為を真似しながら効果的に音入れする音響効果マンが必要になってくると言います。
さらに、お茶を注ぐシーンがあるとすると、この効果音を作るのに、お湯でやるのと水でやるのでは、あきらかに違いが出てしまって、お茶を水で代用することはできない訳です。
お茶の方が音にまろみがあり、水になると音が硬くなるらしいです。
勿論、機械録音では、耳で聞くよりもはるかに、音そのもののディティルを録音してしまう事も多いと言います。
この話は、私たちがいかに日常の音をきいていないかという事を考えさせてくれます。
視覚のフィルターよりも、はるかに聴覚のフィルターの方が強力で、まあ、その場にある「音」をすべて拾ってしまうと、人間は精神に異常をきたすのであろうと思いますが、
私たちは、「見えるように」世界を見ているのでは無く、「見たいように」世界を見ているのであり、「聞こえるように」世界を聞いているのではなく、「聞きたいように」世界を聞いているという脳と感覚器の働きに思いを馳せる時、認識の中にすでに存在する「思い込み」こそが世界を作っているという事の証明の一つになるものだと思います。
すなわち「思い込み」こそが世界の実態であるとすれば、これをかたち作り、刷り込みをしているものこそが「物語」なわけで、「商品」とは、いくら客観的なデータを羅列したところで、そのスペックは無意味に過ぎず、販売において人々の情動を揺さぶるものは、「物語」でしか無いという事ではないかと思います。
これはおそらく商品が高価なればなるほど、そのスペックと人間の情動をつきうごかす「価値」の間には大きな隔離が発生するもので、「物語」の共有を欲するために対価を支払う顧客は、本田総一郎の夢とアイルトン・セナの物語。
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2011-10-30 (日)
ブログをやりはじめてからもう半年が過ぎました。
好き勝手やってきたこのブログも読者数の増加やメルマガの発行に伴って、リアルにいろいろなところと頭をぶつけるようになってしまいました。
ここでこのままこのブログを継続していくには２つの選択肢があります。
１つには、より絞り込んだ読者対象に全記事アメンバー用のようなものにしてしまうこと。メルマガを有料版のようにして限定された層に 限定的に配信していくという、「ボルシェビキ化」
２つには、社会的に頭をぶつける事を前提に、しっかりシステムを組んで半商用ブログのようにしてしまうこと。
資金を用意して、有益な内部情報を「購入」し、不審な商材を検証するために実際にその商材を購入しテストする。
訴訟その他に対応して、しっかり専門の弁護士と契約し、その経緯をセミナー・報告会というかたちで広く世間に知らしめる事。
要は「暮らしの手帳」というか、ブログ・リテラシーのプチ運動にしてしまうこと。
どちらにも１長１短があります。
基本的に、古くからの読者のみなさんはご存じのように、ここは、何ら「正義」の為にやっているものではなく、ブログのむちゃくちゃな商売を観察するのが面白いからやってきたわけで、なんらかの「義務的」要因でやってきたわけではありません。
また、リアルに活動をする事を考慮してやってきたわけでもなかったんですよね。
ただ、このままでは、普通に継続していくこと自体、無理が生じてくることはあきらかです。
しかし個人的に何かＤＶＤの商材を作って販売するとか、有料のネットコンサルの真似ごとをするとか、ブログ一面アフィリエイトで埋め 尽くすとか、メルマガを商用・非商用に分割して、情報に差をつけるとかいう方法を取りたくないんですよね。
よって、WIKIのように、義捐金というか、カンパというか、このような媒体が生存していくことに対して賛同してくれる方の寄付行為によって、なんら縛りの無い運営をしていこうかと思います。
ただし、誰が寄付してくれたのか私にわかるような方法もまたとりたくないというわがままな運営です。
個人が特定されてしまうと、知らず知らずのうちに、その人に対するコメントや態度、あるいは本来ネタとして取り上げるべき人物を抑制 してしまう怖れが、私にもあります。
そこで、協力してくれるところに資金管理を委ね、情報の購入や商材の検証、雑多な諸経費等の一部に充当させるという方法を取ろうと思います。もちろん、年に何度か、その収支報告については公表するつもりです。
中には、直接対話が出来て、皆さんにご報告できる対象も存在しますが、多くはそうではないでしょう。
定期的なセミナー・報告会、公判維持、最終的には自前サーバーによる情報の保存。
ここまでのものが、すべてカンパによって運営出来うるとは思っていませんが、「常にあるもの」として維持させる為にまず１歩を踏み出してみたいと考えます。
カンパにご興味のある方は、こちらをご覧ください。
情報提供及びテスターにご興味がある方は、こちらをご覧ください。
無理かな＾＾
PS:「カンパしたよ～」とかこの件に対するご意見は、ブログのコメント欄ではなく、メッセージによって直接ご連絡ください。
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