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こんにちは。

精神分析とか、夢判断というと、フロイトやらユングやら、ヨーロッパの人のものというイメージがありますが、実は日本にも古来から「夢解き」というカウンセラーが存在し、王朝時代の昔においても、「売られたり買われたりする」一種の商品価値を持っていたものなんです。

「宇治拾遺物語」によれば、むかし備中国の郡司の子に「ひきのまき人」という人がいて、まだ若い時のこと、夢を見たので夢判断をしてもらおうと、夢解きの女のところに行って占わせた後、物語しているうちに、人々がにぎやかになってくる声がする。

国守の御子の太郎君が来たのでした。年は17,8ほどの男で、心ばえはわからないが、かたちは立派である。3,4人の家来を連れています。

「ここが夢解きの女の家か」

と問うたので、お供の侍が

「ここでございます」

と言って家に入ってきます。

まき人が別室の穴から覗いていると、太郎君は女の部屋に入って、

「これこれしかじかの夢を見た。どういう夢であろうか」

と語り聞かせた。

女は聞いて、

「真に立派な夢でございます。きっと大臣にまで出世なさるでしょう。かえすがえすも良い夢をご覧になられました。決して人にお話しになってはいけません」

と言ったので太郎君は喜んで、衣を脱いで女に与えて帰って行きます。

その後でまき人は別室より出て来て、女にむかって

「夢は盗るということがある。太郎君の夢を自分に盗らせて欲しい。国守は4年経つと都へ帰ってしまう。自分はこの国の人間だから、いつでもここにいる上に、郡司の息子なのだから、自分の方を大事に思うだろう」

というと女は、

「おおせの通りにいたしましょう。では太郎君のおいでになったように部屋に入って太郎君の語られた夢を少しも違わぬように言ってください」

という。まき人は喜んで夢語りし、衣を脱いで帰って行きました。

その後まき人は学問を積んだので立派に成長し、その深い才知は朝廷まで聞こえ、唐に留学につかわされ、ミカドにとりたてられ、ついには大臣にまで出世します。

一方夢を盗られた備中守のの太郎君は、司の無いまま一生を終えます。

作者はこう書いています。

されば、夢を盗ることは、げにかしこき事なり。

夢を盗られざらましかば、大臣までも成なまし。されば、夢を人に聞かすまじきなりと、言い伝えける。



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