こんにちは。

毎日ブログを書いているわけですが、皆さんは自分の進んでいる方向と言うものに気を配ることはありますか？いったい自分はどこに行こうとしているのだろうと考える事はあるんでしょうか。

今では高性能な電子顕微鏡と分子解析によって、最もありふれたバクテリアや単細胞生物でも自分の目指す方向がわかっているということが証明されてきています。

ある種のバクテリアは群として全体で真北に移動したり真南に移動したりする不思議な、それぞれは磁石として機能する最小の鉱物ともいえる磁鉄鉱の微小結晶を持っているということです。

いまや、カタツムリやハチの腹部やマグロやサケといった回覧魚の頭蓋骨の中にも微小な天然磁石が発見されてきました。

伝書鳩にも脳と頭蓋骨の間に鉄を含有するたんぱく質・フェリチン が発見され、なんと人間の鼻腔付近の骨にも並外れて鉄分が含まれているという情報すらもたらされているようです。

実は地球自体が一個の永久磁石なのですが、これの理由はまだよくわかっていないといいます。

実はこの方位磁石は実に簡単に故障してしまうもののようで、スウェーデンのルンド大学でセグロヒキタという渡り鳥（冬は６０００キロはなれた西アフリカで過ごす）を対象に科学者たちが可愛そうな実験をしています。彼らは地球磁気が狂うように簡単なヘルムホルツ・コイルを鳥の巣に取り付け誕生から１２日間だけ、雛が磁極が北ではなく東にあると錯覚させたんです。

たったこれだけのことで鳥たちの生涯は台無しになりました。

秋が来て渡りの時期になるとこれらの一群のみ正しい渡りのコースとは直角のほうに飛びたち、事前に静止されなければ北大西洋の寒空で凍死していたはずだったようです。

人間においても私たちの血液中のアルブミン 濃度は太陽の黒点活動に影響されていると言われています。黒点は地球磁場を変えることで人間に影響を与え、労働災害や交通事故、精神病の入院が増えるという統計すらあるようです。

しかし今やテクノロジーは毎日毎秒、電子レンジ、自動ドア、携帯電話、パソコン電車のレールがどこにいてもマイクロ派のシャワーとしています。私たちの周囲にある電波だけをとっても、すでに太陽から届く自然量の１億倍に達しています。もはや逃げることの出来ない「電子スモッグ」 の中で、私たちの磁石は、はたして本来の役目を全うできるものでしょうか。

自らの進むべき方向がわからない。

そんなときには、いったんパソコンを切り、携帯電話を投げ捨てて、コンサルタントのＤＶＤも叩き割って、静かに森林浴にでも出かけて見ましょう＾＾



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