こんにちは。 愛と集客を選択しなければいけなくなった場合、私にぶれはありません。はは。ただし、これは各自のプライオリティの問題ですので、押しつけはしません。

古来日本においては「神」は「魂」と「物」という二つの概念が組み合わされたものでした。

「タマ」はタマシイの魂、鎮魂の魂、魂振りの魂で、自然持つ巨大なパワーを指します。これは、いつもひとつの場所に存在しているのではなく、石や木など「依りしろ」にある一定期間降りてくるものでした。いわゆるパワースポットとしての神社の起源です。

「モノ」はもののけの物、得体のしれない負のパワー、祟る気配の象徴です。 これがアイヌ語のkamuiと良く似ているkamiと呼ばれるものの実態です。やがて中国から輸入された「神＝shin」という文字にこの音をあたはめることになります。

これは、偶然にも日本神話における日本の２つの天孫降臨の話と重なります。

現在に繋がることにされるninigiの尊の後裔・神武は、東征神話で関西を征服することになりますが、征服された側の長脛彦の神は、もう一つの天孫・nigihayahiです。彼らは、やがて物部と呼ばれることになります。

思うに、日本のような島国では、征服者が被征服者を根絶やしにしたり、追い出してしまうことは不可能で、結局、勝者は敗者を内在させることになりますし、敗者も勝者と結ぶことになります。

排除の理論は地政学的にも無理なわけです。



ちなみに上の写真は、日本の礎ともいうべき霊峰・高千穂山の山頂に天孫・瓊々杵がつきたてた矛・通称・天の逆矛です。歴史上、この矛をある意味本気で、ある意味茶目っ気で引き抜いた男が、一人だけいます。

彼は、自分が億万長者になり、富のシンジケートを構築するために友を切れというような安っぽい哲学 など唱えず、大名、遊女、被差別民を問わず、その人間的魅力で繋がりました。敵であれ見方であれ、自らの力の増殖のために排除の理論など考えもしませんでした。

彼の名は、

坂本竜馬といいます。

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