2011-07-31 (日)
こんにちは。
そうです。これから我々プアブロガーが解明すべきは「クオリア・マーケティング」です。
クオリアとは、心的生活のうち、内観によって知られうる現象的側面のこと、とりわけそれを構成する個々の質、感覚のことをいい、日本語では感覚質(かんかくしつ)と訳されています。
私の師であるカルテックのジョン・C・リリー(John C.Lilly)博士 が1954年に考案した感覚遮断(感覚遮蔽)の装置であるアイソレーション・タンク(Isolation tank)は、内部に人間が浮かぶ程度の比重を持った液体を入れ、光や音を遮蔽した容器のことで、タンク内部の液体は通常、濃度の高い硫酸マグネシウム溶液が用いられ、液体に浮かんだ人間が温度差を感じないように人の皮膚と同じ温度に調整されています。
液体に浮かんだ人間は視覚・聴覚・温覚を完全に、また重力によって発生する上下感覚からある程度遮蔽されるわけです。
実際感覚が遮断された人間に残るものは「意識」のみであり、この意識とは何か。自分とは何か。心とは何か。という実験であったのですが、大多数の人がLSDのような覚せい剤を服用した場合の感覚に似たものを感じ、ノードラッグ・ハイの実験としてニューエージの源流の一つともなりました。
いわゆるエヴァンゲリオンの操縦席のようなコクーンで、これが体験できる施設は、日本では岡山にひとつ。 あとは京都の資産家が個人所有しているのみです。
欧米では心理療法や代替医療として使われており、これを題材とした映画アルタード・ステーツは、宗教・科学各方面にセンセーションを起こしました。
実際、世界に「色」や「音」や「味」や「匂い」や「触感」が存在しているわけではありません。
外界を五感がとらえているのではなく、脳が世界の幻影を作り出しているのに過ぎないのです。
たとえば、世界自体に色があるわけではなく、色は、人間が見るから色となるのであって、世界にあるのは電磁波という波だけです。人間はある波長の電磁波に反応する三種類の細胞しか目の中に持ち合わせていません。人間の細胞は3原色しかとらえることができないので、こう見えているわけです。
つまり、人間がいない世界には色が無く、世界にあるのは反射している電磁波であって、色は人間の目によって得られた信号を読み解いたもの。人の脳の中にだけあるものであるということです。
これは聴覚や触覚など五感すべてに言えます。
例えば、触覚はもっとも原始的な感覚の一つですが、指先に鋭利なものが触れると、その刺激を痛覚受容器が察知して神経インパルスを発し、大脳皮質の触覚野に伝えます。「痛みは脳が感じている幻覚」ですが、「痛み」の現象的クオリアは指先に感じられるのです。その指先には角質層という、いずれ垢となって落ちる死んだ組織しかない。痛覚受容器は角質層のある皮膚の表面にではなく皮膚の内部にある。それなのに痛みは皮膚の表面で感じられるのです。
痛みなどという実体はなく、ただ人間の脳が作り出しているイリュージョンにしか過ぎないわけです。
聴覚とは耳に届いた空気の振動を検出して、その音声が相手の口元から聞こえているかのように認識させる機能です。耳は届いた空気の振動のみを解析して、逆に音源の位置、音色を推定し、そこに音のクオリアを生じさせている。音のクオリアは音源から聞こえるように錯覚調整させる。自分の身体から離れた場所にクオリアが生じていることになります。
例えば、見た瞬間に赤いリンゴだとわかったり、読んだ瞬間に単語の意味が理解できたりするはずがないのに、見た瞬間の画像と脳の情報処理の結果に得られた意味が、重ね合わされて、ある瞬間の複合的なクオリアとして感じられたりする。これは意識ではありません。
つまり時間的なズレを脳が埋めて同時であると錯覚させているに過ぎないのではないか?
カルフォルニア大学の生理学科名誉教授ベンジャミン・リベット は、感覚情報が脳でアウェアネスとして意識されるまでに最大で500ミリ秒(0.5秒)かかるという事実を発見しました。私たちがある感覚に気付いたとき、その0.5秒前に脳のなかではすでに「知覚」しているのです。たとえば、手足に何か刺激を感じたとします。刺激を感じた同じ瞬間に刺激が生じたのではなく、0.5秒前には刺激に反応する脳の活動が存在し、刺激を意識するのに0.5秒かかるわけです。
脳の反応を意識が追いかけているということになるのです。
感覚野における反応だけではなく、私たちが自分の意思で何かを行おうとしたときにも、0.5秒前には意思決定のための脳活動が発生しています。脳の活動が発生した後に自分の意思が働いたということになりますが、順序としてはその通りでも、私たちの感覚からするとそのようなプロセスはとても奇妙に感じます。「後付けの私」になってしまい、それでは私という自由意志とな何なのかという疑問が生じてきます。
錯覚の調整。ここに「心の誕生」の秘密があります。
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クオリアとは、心的生活のうち、内観によって知られうる現象的側面のこと、とりわけそれを構成する個々の質、感覚のことをいい、日本語では感覚質(かんかくしつ)と訳されています。
私の師であるカルテックのジョン・C・リリー(John C.Lilly)博士 が1954年に考案した感覚遮断(感覚遮蔽)の装置であるアイソレーション・タンク(Isolation tank)は、内部に人間が浮かぶ程度の比重を持った液体を入れ、光や音を遮蔽した容器のことで、タンク内部の液体は通常、濃度の高い硫酸マグネシウム溶液が用いられ、液体に浮かんだ人間が温度差を感じないように人の皮膚と同じ温度に調整されています。
液体に浮かんだ人間は視覚・聴覚・温覚を完全に、また重力によって発生する上下感覚からある程度遮蔽されるわけです。
実際感覚が遮断された人間に残るものは「意識」のみであり、この意識とは何か。自分とは何か。心とは何か。という実験であったのですが、大多数の人がLSDのような覚せい剤を服用した場合の感覚に似たものを感じ、ノードラッグ・ハイの実験としてニューエージの源流の一つともなりました。
いわゆるエヴァンゲリオンの操縦席のようなコクーンで、これが体験できる施設は、日本では岡山にひとつ。 あとは京都の資産家が個人所有しているのみです。
欧米では心理療法や代替医療として使われており、これを題材とした映画アルタード・ステーツは、宗教・科学各方面にセンセーションを起こしました。
実際、世界に「色」や「音」や「味」や「匂い」や「触感」が存在しているわけではありません。
外界を五感がとらえているのではなく、脳が世界の幻影を作り出しているのに過ぎないのです。
たとえば、世界自体に色があるわけではなく、色は、人間が見るから色となるのであって、世界にあるのは電磁波という波だけです。人間はある波長の電磁波に反応する三種類の細胞しか目の中に持ち合わせていません。人間の細胞は3原色しかとらえることができないので、こう見えているわけです。
つまり、人間がいない世界には色が無く、世界にあるのは反射している電磁波であって、色は人間の目によって得られた信号を読み解いたもの。人の脳の中にだけあるものであるということです。
これは聴覚や触覚など五感すべてに言えます。
例えば、触覚はもっとも原始的な感覚の一つですが、指先に鋭利なものが触れると、その刺激を痛覚受容器が察知して神経インパルスを発し、大脳皮質の触覚野に伝えます。「痛みは脳が感じている幻覚」ですが、「痛み」の現象的クオリアは指先に感じられるのです。その指先には角質層という、いずれ垢となって落ちる死んだ組織しかない。痛覚受容器は角質層のある皮膚の表面にではなく皮膚の内部にある。それなのに痛みは皮膚の表面で感じられるのです。
痛みなどという実体はなく、ただ人間の脳が作り出しているイリュージョンにしか過ぎないわけです。
聴覚とは耳に届いた空気の振動を検出して、その音声が相手の口元から聞こえているかのように認識させる機能です。耳は届いた空気の振動のみを解析して、逆に音源の位置、音色を推定し、そこに音のクオリアを生じさせている。音のクオリアは音源から聞こえるように錯覚調整させる。自分の身体から離れた場所にクオリアが生じていることになります。
例えば、見た瞬間に赤いリンゴだとわかったり、読んだ瞬間に単語の意味が理解できたりするはずがないのに、見た瞬間の画像と脳の情報処理の結果に得られた意味が、重ね合わされて、ある瞬間の複合的なクオリアとして感じられたりする。これは意識ではありません。
つまり時間的なズレを脳が埋めて同時であると錯覚させているに過ぎないのではないか?
カルフォルニア大学の生理学科名誉教授ベンジャミン・リベット は、感覚情報が脳でアウェアネスとして意識されるまでに最大で500ミリ秒(0.5秒)かかるという事実を発見しました。私たちがある感覚に気付いたとき、その0.5秒前に脳のなかではすでに「知覚」しているのです。たとえば、手足に何か刺激を感じたとします。刺激を感じた同じ瞬間に刺激が生じたのではなく、0.5秒前には刺激に反応する脳の活動が存在し、刺激を意識するのに0.5秒かかるわけです。
脳の反応を意識が追いかけているということになるのです。
感覚野における反応だけではなく、私たちが自分の意思で何かを行おうとしたときにも、0.5秒前には意思決定のための脳活動が発生しています。脳の活動が発生した後に自分の意思が働いたということになりますが、順序としてはその通りでも、私たちの感覚からするとそのようなプロセスはとても奇妙に感じます。「後付けの私」になってしまい、それでは私という自由意志とな何なのかという疑問が生じてきます。
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