2012-05-19 (土)
こんにちは。
今日は韓国の歴史オタクと話をしていて、浜名寛祐の契丹古伝のPDFをもらったので、 一日中それを読んでいました＾＾
かつて日韓同祖論の先兵として大日本帝国の援助によって出されたものと了解していますが、現代韓国人がこれを読んでいるとは、 全くの驚きです。
しかし、ここにはユーラシアにおける万世一系、天孫降臨の思想、いわゆる中国にはない匈奴系の思想というものがあり、王家の神聖性とは何かという重要な問題も示唆されている ように思います。
いわゆる「正史」系では魏志韓伝において、
韓は帯方の南にあり、東西は海を以って限りとなし、南は倭と接し、方四千里ばかり。三種あり、一を馬韓といい、二を辰韓といい、三を弁韓と曰う。辰韓は、古の辰国なり。
馬韓は西にあり。
爰襄國、牟水國、桑外國、小石索國、大石索國、優休牟[シ豕]國、臣濆沽國、伯濟國、速廬不斯國、日華國、古誕者國、古離國、怒藍國、月支國、咨離牟廬國、素謂乾國、古爰國、莫廬國、卑離國、占離卑國、臣釁國、支侵國、狗廬國、卑彌國、 藍奚卑離國、古蒲國、致利鞠國、冉路國、兒林國、駟廬國、内卑離國、感奚國、萬廬國、辟卑離國、白斯烏旦國、一離國、不彌國、支半國、狗素國、捷廬國、牟廬卑離國、臣蘇塗國、莫廬國、古臘國、臨素半國、臣雲新國、如來卑離國、楚山塗卑離國、 一難國、狗奚國、不雲國、不斯濆邪國、爰池國、乾馬國、楚離國、凡五十餘國あり。大国は万余家、小国は数千家、総じて十万余戸。
候準既に僭号して王を称し、燕の亡人・衛満の攻奪するところとなる。その左右宮人を将(ひき)いて海に走入し、韓地に居し、自ら韓王と号す。
辰王は月支国に治し、臣智は優呼として、臣雲遣支報安邪[足叔]支濆臣離兒不例拘邪秦支廉の号を加う。
馬韓の首長「臣智」たちは北朝鮮から南部に亡命してきた「辰王・箕氏準」、「月支国（ゲッシ国・つくし国）」の後継者・辰王を次のように呼んでいます。
臣雲遣支報安邪淑支濆臣離児不例拘邪秦支廉
これは漢文では意味が取れない文章、万葉仮名のような「音」なのだと思いますが、契丹古伝では、
東の大王、天から降臨した、伽耶（弁韓）・辰韓の支配者という意味になるらしいです＾＾
■
辰韓は馬韓の東にあり。
初め六国あり、稍(しだいに)別れて十二国となる。弁辰また十二国、また諸小別邑あり、各渠帥あり、大は臣智と名づく、その次に險側あり、次に樊[シ歳]、次に殺奚あり、次に邑借あり。
已柢國、不斯國、弁辰彌離彌凍國、弁辰接塗國、勤耆國、難彌離彌凍國、弁辰古資彌凍國、弁辰古淳是國、冉奚國、弁辰半路國、弁(辰)樂奴國、軍彌國、弁辰彌烏邪馬國、如湛國、弁辰甘路國、戸路國、州鮮國(馬延國)、弁辰狗邪國、弁辰走漕馬國、 弁辰安邪國(馬延國)、弁辰[シ賣]盧國、斯盧國、優由國あり。弁、辰合わせて二十四國、大國は四五千家、小國は六七百家、總じて四五萬戸。
その十二國は辰王に属す。辰王は常に馬韓人を用いてこれを作(な)し、世世相繼ぐ。辰王は(辰韓人が)自ら立ちて王となるを得ず。
権威としては三韓の王、権力は一村長という、ローマ法王のような、おそろしく複雑怪奇な「辰王」のありようですが、
三国史記によれば、新羅の王家は朴氏・昔氏・金氏と三氏が継いできたとされますが、史実によれば、５２１年に中国南朝の梁に朝貢した新羅王は「姓は慕、名は秦」、これは三国史記によれば法興王です。
５６４年に北斉に朝貢した新羅王は金真興で、これは真興王になっていますので、王統はそのままで姓だけ「金氏」に替わったことになります。
原因は、新羅王家の慕（馬韓）氏が、金海の金官加羅国を攻めて王の金仇亥を降ろした年（５３２）から、倒した王の姓・金氏を受け継いだからです。
そして初めて正式に「王」を名乗って半島統一に動き始めるわけですが、なにゆえ、そこまで金官加羅国王家の姓にこだわりがあったのか。王であるにはその後継である必要があったのか。
加羅の前身が、この魏志にある「辰王」であるからに他ならないのではないか。
などと夢想しながら、ニニギと高霊、タカムスビの神話に思いをはせる土曜日なのでした＾＾
検索機に出てこない情報を。
↑５月１８日（金）【セレブ】死後、ホイットニー·ヒューストンの私物はLAのゴミ箱に捨てられた。発信終了。
はい。明日からは普通に書きます＾＾、と思う人は、
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かつて日韓同祖論の先兵として大日本帝国の援助によって出されたものと了解していますが、現代韓国人がこれを読んでいるとは、 全くの驚きです。
しかし、ここにはユーラシアにおける万世一系、天孫降臨の思想、いわゆる中国にはない匈奴系の思想というものがあり、王家の神聖性とは何かという重要な問題も示唆されている ように思います。
いわゆる「正史」系では魏志韓伝において、
韓は帯方の南にあり、東西は海を以って限りとなし、南は倭と接し、方四千里ばかり。三種あり、一を馬韓といい、二を辰韓といい、三を弁韓と曰う。辰韓は、古の辰国なり。
馬韓は西にあり。
爰襄國、牟水國、桑外國、小石索國、大石索國、優休牟[シ豕]國、臣濆沽國、伯濟國、速廬不斯國、日華國、古誕者國、古離國、怒藍國、月支國、咨離牟廬國、素謂乾國、古爰國、莫廬國、卑離國、占離卑國、臣釁國、支侵國、狗廬國、卑彌國、 藍奚卑離國、古蒲國、致利鞠國、冉路國、兒林國、駟廬國、内卑離國、感奚國、萬廬國、辟卑離國、白斯烏旦國、一離國、不彌國、支半國、狗素國、捷廬國、牟廬卑離國、臣蘇塗國、莫廬國、古臘國、臨素半國、臣雲新國、如來卑離國、楚山塗卑離國、 一難國、狗奚國、不雲國、不斯濆邪國、爰池國、乾馬國、楚離國、凡五十餘國あり。大国は万余家、小国は数千家、総じて十万余戸。
候準既に僭号して王を称し、燕の亡人・衛満の攻奪するところとなる。その左右宮人を将(ひき)いて海に走入し、韓地に居し、自ら韓王と号す。
辰王は月支国に治し、臣智は優呼として、臣雲遣支報安邪[足叔]支濆臣離兒不例拘邪秦支廉の号を加う。
馬韓の首長「臣智」たちは北朝鮮から南部に亡命してきた「辰王・箕氏準」、「月支国（ゲッシ国・つくし国）」の後継者・辰王を次のように呼んでいます。
臣雲遣支報安邪淑支濆臣離児不例拘邪秦支廉
これは漢文では意味が取れない文章、万葉仮名のような「音」なのだと思いますが、契丹古伝では、
東の大王、天から降臨した、伽耶（弁韓）・辰韓の支配者という意味になるらしいです＾＾
■
辰韓は馬韓の東にあり。
初め六国あり、稍(しだいに)別れて十二国となる。弁辰また十二国、また諸小別邑あり、各渠帥あり、大は臣智と名づく、その次に險側あり、次に樊[シ歳]、次に殺奚あり、次に邑借あり。
已柢國、不斯國、弁辰彌離彌凍國、弁辰接塗國、勤耆國、難彌離彌凍國、弁辰古資彌凍國、弁辰古淳是國、冉奚國、弁辰半路國、弁(辰)樂奴國、軍彌國、弁辰彌烏邪馬國、如湛國、弁辰甘路國、戸路國、州鮮國(馬延國)、弁辰狗邪國、弁辰走漕馬國、 弁辰安邪國(馬延國)、弁辰[シ賣]盧國、斯盧國、優由國あり。弁、辰合わせて二十四國、大國は四五千家、小國は六七百家、總じて四五萬戸。
その十二國は辰王に属す。辰王は常に馬韓人を用いてこれを作(な)し、世世相繼ぐ。辰王は(辰韓人が)自ら立ちて王となるを得ず。
権威としては三韓の王、権力は一村長という、ローマ法王のような、おそろしく複雑怪奇な「辰王」のありようですが、
三国史記によれば、新羅の王家は朴氏・昔氏・金氏と三氏が継いできたとされますが、史実によれば、５２１年に中国南朝の梁に朝貢した新羅王は「姓は慕、名は秦」、これは三国史記によれば法興王です。
５６４年に北斉に朝貢した新羅王は金真興で、これは真興王になっていますので、王統はそのままで姓だけ「金氏」に替わったことになります。
原因は、新羅王家の慕（馬韓）氏が、金海の金官加羅国を攻めて王の金仇亥を降ろした年（５３２）から、倒した王の姓・金氏を受け継いだからです。
そして初めて正式に「王」を名乗って半島統一に動き始めるわけですが、なにゆえ、そこまで金官加羅国王家の姓にこだわりがあったのか。王であるにはその後継である必要があったのか。
加羅の前身が、この魏志にある「辰王」であるからに他ならないのではないか。
などと夢想しながら、ニニギと高霊、タカムスビの神話に思いをはせる土曜日なのでした＾＾
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この記事へのコメント:
アップにしてると高島彩って言われるのに、髪を下ろしてると鬼奴って言われるから、ストレートにしてきたわ＾＾
サラサラ～
なるほど
２００１年～っぽい匂いがするね。
でも、ゆうこ、キューブリックは好きなんだけど、２００１年～はいつも途中で寝ちゃうんだね。
プロメテウス、８月公開かぁ。
一緒に見たい＾＾
サラサラ～
なるほど
２００１年～っぽい匂いがするね。
でも、ゆうこ、キューブリックは好きなんだけど、２００１年～はいつも途中で寝ちゃうんだね。
プロメテウス、８月公開かぁ。
一緒に見たい＾＾
> アップにしてると高島彩って言われるのに、髪を下ろしてると鬼奴って言われるから、ストレートにしてきたわ＾＾
>
> サラサラ～
>
> なるほど
>
> ２００１年～っぽい匂いがするね。
>
> でも、ゆうこ、キューブリックは好きなんだけど、２００１年～はいつも途中で寝ちゃうんだね。
>
> プロメテウス、８月公開かぁ。
>
> 一緒に見たい＾＾
いいね。ストレート＾＾
>
> サラサラ～
>
> なるほど
>
> ２００１年～っぽい匂いがするね。
>
> でも、ゆうこ、キューブリックは好きなんだけど、２００１年～はいつも途中で寝ちゃうんだね。
>
> プロメテウス、８月公開かぁ。
>
> 一緒に見たい＾＾
いいね。ストレート＾＾
2012/05/20(Sun) 01:09 | URL | 佐藤浩 | [編集]
こんにちは 佐藤さん
メルマガ（日刊ヒント）読みました。
海外のセレブと呼ばれる人には、
ハイエナのような人たちが回りにたくさんいるんですね。
自称コンサルタントみたいな人が、
お金に群がって、あの手この手でお金を搾り取っていく、なんてイメージしてみました。
搾り取った後は、
また違うセレブを見つけて、
同じことするのでしょうね。
怖いですね。
メルマガ（日刊ヒント）読みました。
海外のセレブと呼ばれる人には、
ハイエナのような人たちが回りにたくさんいるんですね。
自称コンサルタントみたいな人が、
お金に群がって、あの手この手でお金を搾り取っていく、なんてイメージしてみました。
搾り取った後は、
また違うセレブを見つけて、
同じことするのでしょうね。
怖いですね。
2012/05/20(Sun) 09:54 | URL | スポーツセラピスト沖縄SUN | [編集]
> こんにちは 佐藤さん
> メルマガ（日刊ヒント）読みました。
> 海外のセレブと呼ばれる人には、
> ハイエナのような人たちが回りにたくさんいるんですね。
> 自称コンサルタントみたいな人が、
> お金に群がって、あの手この手でお金を搾り取っていく、なんてイメージしてみました。
>
> 搾り取った後は、
> また違うセレブを見つけて、
> 同じことするのでしょうね。
>
>
> 怖いですね。
結局、ウイルスみたいなもので、他人に寄生することでしか、生きられないのでしょうね＾＾
> メルマガ（日刊ヒント）読みました。
> 海外のセレブと呼ばれる人には、
> ハイエナのような人たちが回りにたくさんいるんですね。
> 自称コンサルタントみたいな人が、
> お金に群がって、あの手この手でお金を搾り取っていく、なんてイメージしてみました。
>
> 搾り取った後は、
> また違うセレブを見つけて、
> 同じことするのでしょうね。
>
>
> 怖いですね。
結局、ウイルスみたいなもので、他人に寄生することでしか、生きられないのでしょうね＾＾
2012/05/20(Sun) 13:45 | URL | 佐藤浩 | [編集]
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こんにちは。
今日は韓国の歴史オタクと話をしていて、浜名寛祐の契丹古伝のPDFをもらったので、
一日中それを読んでいました＾＾
かつて日韓同祖論の先兵として大日本帝国の援
2012/05/20(Sun) 01:18:42 | まとめwoネタ速neo
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