2011-10-22 (土)
こんにちは。
心理学や脳科学がお茶の間を賑わし、お手軽にバラエティ番組で取り扱われるようになって久しいですが、不思議とこれら「頭の体操」、「脳トレ」、「アハ体験」なるものが、学習塾や社員教育などで大々的に使用されているとか、事業に大成功してマークヒルズに入っちゃいましたという話は、耳にしません。聞こえてくるのは、それを販売している人たちの羽振りの良さだけです。
そのような疑問に見事に答えてくれる本があります。
この本がウォールストリートジャーナルで大絶賛されたように、実験心理学は、「自己啓発書」を必要としない層のビジネスに大きなヒントを与えてくれます。
少し実験をやってみますね。貴方がどれだけ正確に数えることができたかが、性格を診断する重要な指標になるので細心の注意でやってみてください。
以下のYouTubeの動画ではバスケットボールをしている学生が出てきます。その中に黒い服の学生と白い服の学生がいます。
白い服の学生が回したパスの回数を数えてください。
さて、これはパスの回数なんて全く関係なく、途中出てきたゴリラに気づくことができるかどうか、という実験です。
実験を行った5割の被験者がゴリラに全く気づかなかったということです。この実験はイグノーベル賞を受賞しています^^
アマゾンより引用してみましょう。
あなたの「記憶」は、「思い込み」と「錯覚」でできている――12年前、著者たちはハーバード大学の学生を集めてある実験を行った。バスケの試合のビデオを被験者に見せ、片方のチームがパスを通した回数を数えさせるというもの。ごく簡単な実験に見えるが、じつは仕掛けがあった。試合中、ゴリラの着ぐるみを着た学生がコートに乱入し、カメラに向かって胸を叩くポーズまでしてみせたのだ。
ところが、被験者の約半分はゴリラにまったく気づかなかった。そればかりか、実験後に同じ映像を被験者に見せると、「ビデオがすり替えられた」と実験者を批判する者まであらわれたという。
この実験は、ヒトの注意力がいかにあてにならないかを示してみせた。これを著者は「注意力の錯覚」と呼ぶ。実験結果は認知科学の学術専門誌『Perception』に掲載されて反響を呼び、現在も多数の論文に引用されている。
クリストファー・チャブリス&ダニエル・シモンズ著の「錯覚の科学 あなたの脳が大ウソをつく」では、この他に「記憶の錯覚」「理解の錯覚」「自信の錯覚」「理由の錯覚」「隠れた才能の錯覚」という合計6つの心理的錯覚が紹介され、具体的な事件、実験から、人間の認知のメカニズムの陥穽が明らかにされる。
以上。
筆者は言います。脳トレ・ソフトに装備されている、視覚探索力を鍛えるトレーニングや、言葉を記憶するトレーニングなどを行っても、鍛えられるのはそのソフト特有の問題を解く力だけで、あらたに身に付けた能力は、他の問題に応用できるわけではないと。
いわんや、億万長者の言葉なんか100回聞いても、億万長者になれるわけがありません。非科学の極み です。
つまるところ、多くの人が錯覚するのは相関関係と因果関係の混同です。
アイスクリームの消費量が多い日は、水難事故の発生率が高くなるというのは単純な相関です。両者とも気温と相関しているわけです。著者たちは相関関係ではなく、因果関係があるかどうかを確かめるためには実験が必要だと断言します。
観察するだけでは真実を突き止めることは不可能という言葉は、私にとっても、今後の大きなテーマになりました。
今後があれば^^
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以下のYouTubeの動画ではバスケットボールをしている学生が出てきます。その中に黒い服の学生と白い服の学生がいます。
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さて、これはパスの回数なんて全く関係なく、途中出てきたゴリラに気づくことができるかどうか、という実験です。
実験を行った5割の被験者がゴリラに全く気づかなかったということです。この実験はイグノーベル賞を受賞しています^^
アマゾンより引用してみましょう。
あなたの「記憶」は、「思い込み」と「錯覚」でできている――12年前、著者たちはハーバード大学の学生を集めてある実験を行った。バスケの試合のビデオを被験者に見せ、片方のチームがパスを通した回数を数えさせるというもの。ごく簡単な実験に見えるが、じつは仕掛けがあった。試合中、ゴリラの着ぐるみを着た学生がコートに乱入し、カメラに向かって胸を叩くポーズまでしてみせたのだ。
ところが、被験者の約半分はゴリラにまったく気づかなかった。そればかりか、実験後に同じ映像を被験者に見せると、「ビデオがすり替えられた」と実験者を批判する者まであらわれたという。
この実験は、ヒトの注意力がいかにあてにならないかを示してみせた。これを著者は「注意力の錯覚」と呼ぶ。実験結果は認知科学の学術専門誌『Perception』に掲載されて反響を呼び、現在も多数の論文に引用されている。
クリストファー・チャブリス&ダニエル・シモンズ著の「錯覚の科学 あなたの脳が大ウソをつく」では、この他に「記憶の錯覚」「理解の錯覚」「自信の錯覚」「理由の錯覚」「隠れた才能の錯覚」という合計6つの心理的錯覚が紹介され、具体的な事件、実験から、人間の認知のメカニズムの陥穽が明らかにされる。
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筆者は言います。脳トレ・ソフトに装備されている、視覚探索力を鍛えるトレーニングや、言葉を記憶するトレーニングなどを行っても、鍛えられるのはそのソフト特有の問題を解く力だけで、あらたに身に付けた能力は、他の問題に応用できるわけではないと。
いわんや、億万長者の言葉なんか100回聞いても、億万長者になれるわけがありません。非科学の極み です。
つまるところ、多くの人が錯覚するのは相関関係と因果関係の混同です。
アイスクリームの消費量が多い日は、水難事故の発生率が高くなるというのは単純な相関です。両者とも気温と相関しているわけです。著者たちは相関関係ではなく、因果関係があるかどうかを確かめるためには実験が必要だと断言します。
観察するだけでは真実を突き止めることは不可能という言葉は、私にとっても、今後の大きなテーマになりました。
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