こんにちは。

東大には落ちたものの、なんとか慶応に滑り込み、会社の金でスタンフォード大学でＭＢＡを取得し、ボストンコンサルタントという本物のシンクタンクでキャリアを積み、独自の人間分析理論も構築したようなエリートが、なぜ素性もわからない関西弁の集客屋や主婦の副業みたいなコンサルタントの後塵を拝さなければならないのかと、日々悶々としていらっしゃることだと思います。

理由は簡単。

ブログはもともと下克上なメディアでした。

そこに書いていることが、共感を呼ぶ面白いものであったこと。
そこに書いてあることが、なにか実利面ですぐに使えそうだったこと。
そこに書いてあることが、東証一部上場企業のテクニカル分析ではなく、雑居ビルの１３坪のネイルサロンでも使える内容であったこと。
そこに書いてあることが、アフィリエイターやせどらーにとって、月２万円の利益に直結する内容であったことです。

しかし残念ながら、コンサルタントという仕事は、ボクシングや漫才と同じで「旬」がある商売です。

デビュー当時のツービートは破壊的に面白かったですし、得体のしれないパワーがありました。しかし、これを永遠に継続することは不可能です。タモリしかり、コント５５号しかり、やすきよしかりです。

実際は面白くなくなっても、巧妙に彼らは「話術そのもの」から「自分の位置」をアイコン化していきます。たけしだから面白い。利休が進めるから名品だ。よくわからないがアンディ・ウォーホールの絵だから素晴らしい。高島屋だから安心だ。

漫才師やプロスポーツ選手が、文化人やら政治や権力に、モミ手をしながらすりよる構造は、「自分の格」を商品にすり替え始めた時点で萌芽します。



ここで、本来なら半日７万円の有料会員しか聞けないとっておきの方法を公開しちゃいますね＾＾

もともと、「ラーメン屋のＰＯＰを効果的にするためには。」「ブログのコンバージョン率を１，２倍にするためのこまかいアドバイス」によって多くのプアブロガーの共感を呼び、肩書から入る一級コンサルタントが信用金庫の営業マンに信用保証協会の保証融資をたのまなければいけない状況を尻目に、どんどんファンを作ってきた彼らは、

やがて、恥知らずにもブログにパーティ写真を嬉々として貼り付けはじめ、セレブとの親交を強調しはじめ、日本の教育や原発問題に言及しはじめます。

偉い自分
儲かっている自分
華やかな自分

がメイン商品になっていくわけです。

勿論それまでの膨大なコンテンツの貯金がありますので、技術・実績は使い回しで投稿することもできます。

そして、ついに疑似スタンフォード、疑似ボストンコンサルタント、疑似ＭＢＡともいうべき排他的な自分たちの貴族サロン を立ち上げることになるわけです。差別化への道です。
プロレタリアート独裁を叫んだソビエト革命が、いつしか官僚秩序に押し込められた赤い貴族たちの淀んだサロンに変貌していく様を見ているようでもあります。

この段階で、すでに彼らのお笑いは面白くなくなっており、もはやバンタム級で試合に出れる状況ではなくなっており、「自分の格」と「金にまみれた交友」で商売を進めることになっています。

新しい人よ、目覚めよ。

貴方が模倣するのは、先生がマリア・カラスに関するうんちくを述べる甘い文化的な香りではなく、圧倒的な現場体験事例から紹介される「意外な」目のつけどころです。

貴方が模倣するのは、先生が楽しそうに仲間と高そうな食べ物を貪り食っている姿ではなく、彼女が多くの信頼を勝ち取った失敗や迷いの正直な吐露とそこからの復活のドキュメントです。

貴方が模倣するのは、先生のとんでもない収入宣伝や使い回しの記事そのものではなく、誰にも真似の出来ない圧倒的な量の蓄積と集客時における全メディアを利用した怒涛の投稿努力です。

誰の話なの？良くわからない人は、

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