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こんにちは。

若いころ、萩原朔美さんに会った事があります。詩人萩原朔太郎の孫で、作家・ダンサーの萩原葉子の息子。天井桟敷の美少年であり、映像作家、パルコをだまくらかしてビックリハウスやスーパーアートゴクウという雑誌を出し、パルコカルチャーの一翼を担ったに人物。現在は大学教授です。

アイディアの突拍子も無さが切れるほどであり、とても怖かったのですが、美術展に「生きたバッタをミキサーに入れ」そのまま電源コンセントを入れておいたらどうなるだろうか?とか、「ナフタリンで自由の女神を精巧に作って」1週間展示したら面白いとか、話したような気がします。

さて、そんな彼に母について書いた次のような本があります。

萩原朔美『死んだら何を書いてもいいわ』

本によれば、母親が自宅にダンスの稽古場を作ったのは62歳の時だったそうです。この頃、帝国劇場での「樹座」のミュージカルでフラメンコを踊ったりしています。彼女は、タンゴ『ラ・クンパルシータ』が好きだったようです。

朔美さんは中学の時から別々に暮らしていたため、母親が「子供に最初で最後の頼み事をしたのが、たった百八十六日間の同居生活」で、「入院もわずか二日間」という短さで「まるで飛行機で海外旅行にでも出発するように、さっさと泉下の住人になってしまった」と振り返っています。

この本には無料オファーメール のような、特にドラマチックで大げさなところは無く、淡々としたリズムで話は進みますが、それだけにかえって亡き母への敬慕の念がにじみ出ています。

亡くなる数か月前、近くのメガネ屋さんに行った帰りに一緒に食堂に入ろうというのを拒絶したことを「最も愚行だった」と後悔しています。そんなちょっとしたことが残るんでしょうね。

「親は、子供が出来て親になっていく。子供は親が居なくなって、初めて子供を自覚するのである」と結んでいます。

あと、こうも書いています。

父親が文学者の娘は、結婚生活がうまくいっていない場合が多い。

父親の偉業を周辺から聞かされれば、娘はどんどんイメージを広げて父親を神格化してしまう。
逆に夫となった男が凡庸なつまらない男に思えてくる。
イメージの中の父親は現実から遊離して膨張し続ける。
一方の夫は、日々の生活そのものだから、逆に矮小化し続けるのだ。


離婚は当然である。

■僕は最後に彼にこう聞いたんです。まだ子供だったから。

「もし息子さんが出来たら、名前にってつけますか?」

彼は笑ってこう答えました。

「そんな気持ち悪い名前はつけないよ」と。



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