こんにちは。

よく、東北大震災以降、日本人の意識が変ったと言われますが、実はもうここ数年、パイが成長し続ける「大きいことはいいことだ」的な価値観、「みんなパワーブロガーになって夢をかなえよう！」的な量崇拝思考は、少しずつ変ってきていたのではなかなぁ。

と、思います。

2011年CM好感度、1位「ソフトバンクモバイル」が5連覇
オリコン 12月15日(木)15時43分配信

CMに関する調査を行うCM総合研究所が15日、都内で『BRAND OF THE YEAR 2011』を開催し、本年度のCM好感度ランキングを発表。視聴者から最も好感度が高かった企業は【ソフトバンクモバイル／SoftBank】で、お父さんが犬という白戸家が登場した2007年から5年連続で首位を独走。CM展開8232銘柄のなかで今年もトップに君臨した。

次いで2位には「ぽぽぽぽーん」のフレーズが話題となった【ACジャパン／あいさつの魔法】、3位は昨年と変わらず【NTTドコモ／NTT DOCOMO】が続いた。また、ポルトガル人のミゲル君が歌声を響かせた【エステー／消臭力】は昨年85位から7位へと大躍進した。

今年を表す漢字が「絆」であった事も示唆的で、

色々な分析はあるのでしょうが、私的には「大家族への憧れ」のようなもの、演出家の久世光彦 が提示し続けてきたような「うっとおしい温かさ」みたいなものに価値を感じ初めて来ており、この２０年を支配してきたバブルのしっぽというのは、一部アラフィフの甘酸っぱい感傷としてのみ残り、すでに世の中は、「縁」を求める社会に大きくかじを取り始めているような気がします。

手書きＰＯＰや物語、関係性などというキーワードは、デパートが失敗したブランディングという商法 や、全てを包括したかったＳＮＳが、ミクシィ＝２０代女、フェイスブック＝４０代男、アメブロ＝中学生とアフィリエイターというように、階層的に分断された「住み分けるコミュニティ」にしかならない現実と激しくぶつかっているように思えますが、

結局のところ、家族、コミュニティの復権が重要なテーマになってきた時代なのでは無いでしょうか。

言わば、おせっかいで頑固な駄菓子屋の叔父さん、たばこ屋の小母ちゃんの復権です＾＾



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