こんにちは。

山椒魚は悲しんだ。彼は彼の棲家である岩屋から外へ出てみようとしたのであるが、頭が出口につかへて外へ出ることができなかつたのである。

年も押し迫ってくると色々なことがあるようで、小学生のころ１度買ったことがある雑誌が潰れてしまいました。

「GUN」の国際出版、事業停止＝推定負債1億5000万円
時事通信 12月29日(木)17時0分配信

　東京商工リサーチが29日明らかにしたところによると、銃・射撃の専門誌「月刊GUN」を手掛ける国際出版（東京、資本金1000万円、荒井雅治社長）が5日に事業を停止した。負債額は推定1億5000万円。

　同社は1963年設立。同年創刊のGUN誌は海外での実弾射撃リポート、エアガンやモデルガンの新製品紹介の記事を中心に掲載、マニアに根強い人気を誇った。ピーク時の85年ごろは月8万部を発行、年間売上高も8億円近くに上ったが、近年は出版不況のあおりで3億円程度に減少。同誌は12月号から休刊していた。　

特に感慨と言うほどのものは無いのですが、これに対するyahoo掲示板のコメントに考えさせられるものがありました。

こうです。

みんながネットで情報を得るようになると、雑誌社が潰れる。
雑誌社が潰れると、金を払って『専門家』や『評論家』にインタビューする人が減る。
インタビューが無くなると、生活出来なくなって『専門家』や『評論家』が減る。
『専門家』や『評論家』が減ると、その分野に詳しい人が減るから、ネットに正しい情報が流れなくなる。
ネットが普及して、情報の質が落ちてる気がする。

一面正しいと思います。ただ、アメブロなどを見てもわかるように、実は似非専門家、似非評論家は増えているんです。１億総コンサルタントというような時代ですね。ネットの普及によって、「薄い」「インスタントな」専門家は増え、お手軽がお手軽の複製を増殖させています。

情報の量は増えたのですが、情報の質は落ちている。

本気で探す能力が無ければ、本物の情報にはたどり着けない時代。 そんな気がします。

また、全てがバーチャルな時代になるかといえば、そうでもなく、若い世代はイベントというか、お祭りを求めているような気がします。従来のお祭りが魅力に欠けてきたんでしょうね。

＜コミックマーケット＞初日は15万人　企業ブースは限定グッズにコスプレコンパニオン登場
まんたんウェブ 12月29日(木)17時39分配信

　コミックマーケットは、75年から始まったマンガや小説、音楽、ゲームソフトなどの同人誌即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。1日あたりの動員数は最大で20万人に達する日本最大級のイベントとして知られている。今回は、3日間で例年と同規模の約3万5000サークルが出展する見通し。

入場者数は、一日あたりでは東京ゲームショウや東京モーターショーの2倍。

ネット通販ではそれほど出ていないみたいですが、こういうのは、ブログやフェイスブックで代用できないものでしょうね。みんなリアルに繋がりたいんだと思うんですが、魅力的な繋げる仕組みが出来ていないというのが、本当のところなんじゃないでしょうか。

SNSの普及に反比例して重要になるものは「身体性」。そんな気がします。



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