2ntブログ
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こんにちは。

ギリシャの神話と日本の神話は良く似ていますね。どちらも多神教の神々が「無謬の絶対者」というよりも、「超人」として、騙し裏切り嫉妬する人間くさいものとして書かれています。

一神教の神を信じるものは、結局のところ他者にも他者の神があるということを容認できません。

逆に科学にとっては「絶対的な真理」の探究というプラスの面もあるかもしれませんが。

プロメテウスは「火」以外にもう一つ人間にプレゼントをくれたんですね。

別に僕は原発擁護派ではないのですけれど、原子力発電というのは無くならないと思います。

人間というのは、エデンから追放された跡でも、常に林檎をつまみ食いし、プロメテウスが残酷な責めに犯されているときでも、火を返さないものです。

プロメテウスが天界から火を盗んで人類に与えた事に怒ったゼウスは、人類に災いをもたらすために「女性」というものを作るよう神々に命令します。

ヘシオドスによればヘパイストスは泥から彼女の形をつくり、神々はあらゆる贈り物(パンドラ)を女に与えました。アテナからは機織や女のすべき仕事の能力を、アプロディテからは男を苦悩させる魅力を、ヘルメスからは犬のように恥知らずで狡猾な心を。

そして、神々は最後に彼女に決して開けてはいけないと言い含めて箱(壺)を持たせ、プロメテウスの弟・エピメテウスの元へ送り込みました。ヘシオドスは神々からつかわされた女というものがいかに男たちの災いとなっているかを熱弁しています。

美しいパンドラを見たエピメテウスは、兄・プロメテウスの「ゼウスからの贈り物は受け取るな」という忠告にもかかわらず、彼女と結婚します。そして、ある日パンドラは好奇心に負けて箱を開いてしまいます。

すると、そこから様々な災い(エリスやニュクスの子供たち、疫病、悲嘆、欠乏、犯罪)が飛び出しました。しかし、「エルピス」だけが残って出て行かず、怖くなったパンドラはその箱を閉めてしまいました。

こうして世界は災厄が満ち人々は苦しむことになりました。

電力料金の値上げに憤慨し、消費税の値上げに反対し、高級車でガソリンを撒き散らす生活に憧れ、自分と自分の商品の「必要性」の追求よりも集客術に熱を上げる。

火を手に入れて便利になれば、それをもたらした者が生地獄にさらされても、痛くもかゆくも無いのが私たちです。

ヘシオドスは、「かくてゼウスの御心からは逃れがたし」と述べています。



For Excentrique Life and beyond



↑4月20日(金)【ITビジネス】ニューヨークタイムスが削除した投稿。発信終了。

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